☆中国ゴールデンコンビ
松浦 悠士
この五輪代表の2人に確かな脚力と技量で待ったをかけるのが、今年の充実ぶり顕著な松浦悠士と清水裕友の中国勢だ。
特に際立つのが松浦の安定感。3月福井ウィナーズカップでGⅡ初優勝を決め、8月名古屋オールスターで2度目のGⅠ制覇。GⅢでは3V。グレードレースではないが強豪がそろう5月豊橋全プロ記念でも優秀戦、SPR賞と1着。勝てなかったレースでも3着までに入って車券に絡むことが多く信頼度は他の誰よりも高い。
タテ、ヨコ自在に何でもこなせることが大きな強みとなっているが、このところ自力での強さが一段とアップ。競技のナショナルチーム勢にも負けないだけのパワーを備えつつある。ここも隙を見せずに自信の走り。メンバー構成、状況に応じた組み立てで上位着をキープ。もちろん狙うのは3回目のGⅠタイトルゲットだけだ。
清水は2月GⅠ豊橋全日本選抜でGⅠ初制覇。7月のGⅡいわき平サマーナイトFも制した。その後、8月以降は勢いが落ちている印象を受けるが、ラインの先頭で仕掛ける動きは果敢。復調へのステップは着実に踏んでいると言っていい。松浦とのタッグを決勝で実現させ、再び息の合った連係を見せたい。
清水 裕友