A級1・2班戦展望

塩崎隼秀
主力の実力がきっ抗していて誰が軸になってもおかしくないが、ここは近況の競走得点トップの塩崎隼秀(25=愛媛)に期待したい。今期はここまで11場所を戦い、決勝を逃したのは準決で1着失格になった5月青森の1度だけ。そのうち3月小倉、4月大垣では優勝を飾っており、安定感では頭ひとつ抜けている。積極型のイメージが強かったが、無理に仕掛けて自滅するケースが減り、それが安定した成績につながっている。
塩崎との連係が可能ならば、都築巧(26=高知)が展開に恵まれることもありそう。都築は今節が復帰戦で状態面に不安を抱えての参戦となるが、欠場前には4月高知、富山と続けて準優勝しており、実力に不足はない。
四国勢に続くのは、犬塚貴之(25=愛知)、水谷良和(54=愛知)の愛知勢とみる。特に犬塚は長期欠場明けだった2場所目の5月前橋で昨年7月小倉以来の美酒を味わい勢いに乗っている。先行、カマシ、捲り基本は変わらないが、最近は追い込みでも結果を残せるようになっている。本来の実力なら予選をきっちりと勝ち上がってV争いに食い込んでくるはず。
水谷は2月名古屋で優勝して以降調子を落としていたが、直前の久留米では久々に決勝に進んで確定板を確保。犬塚を目標にできればさらなる成績アップが見込める。先行力上位の出口謙一郎(27=岐阜)と追い込み鋭い山田裕哉(40=岐阜)の岐阜コンビにも優勝のチャンスは十分にある。
九州勢は金ヶ江勇気(30=佐賀)が中心になる。5月高知ではスピード勝負のアドバンス戦で優勝、続く地元の武雄では準Vと結果を残しており、脚の状態そのものは悪くない。高知決勝で好連係してワンツーフィニッシュを決めた桜木雄太を目標に、元S1戦士の底力を見せつける。
桜木雄太(25=福岡)は流れに乗ってタイミング良く仕掛けたときの一発は破壊力バツグンだ。地元の利根正明(大分=36)、金ヶ江と同じ佐賀の積極派・一ノ瀬匠(佐賀=38)、大ベテランの紫原政文(58=福岡)も展開次第では上位争いに加わってきそうだ。
中国勢では山崎駿哉(28=岡山)に注目。5月久留米で久々に優勝を飾り、復調気配を見せた。良かったころのスピードと積極性を取り戻すことができれば、塩崎、犬塚、出口、桜木ら強敵とも互角の戦いができるはずだ。
127期の中田拓也(30=広島)、馬越裕之(25=奈良)は近況めきめきと力をつけており、V争いのダークホースとして注目したい。


