被災地背負って立つ

 ファンの声援を受けて熊本バンクを走りたい。その思いで何度も奮い立った。震災後から「熊本競輪場が再開するまでトップでいるのが目標」と話した。だが現在は再開時期も含めて不透明な状況。それでも「走るまでが復興。そこだけは曲げたくない。何としてでも走りたい」。強い決意と信念は不変だ。

 

 被災地を背負って立つ覚悟が底知れないパワーを生み出す。故郷を愛する男は再開を信じ、今日も第一線でペダルを踏み続ける。

復興への思いを語る中川誠一郎

 通算49Ⅴ

 ♤中川誠一郎(なかがわ・せいいちろう)1979年(昭54年)6月7日生まれ、熊本市出身の40歳。自転車競技で12年ロンドン、16年リオ五輪に出場。競輪学校時代は在校成績4位。00年8月に85期生としてデビュー。通算成績は1500走、443勝、2着188回、49V。好きな食べ物は寿司。趣味は漫画とゲーム。1メートル74、78キロ。血液型AB