福井 岸田剛 師匠・脇本級の出世期待
昨年、古性優作(31)がGPを制し、盛り上がる近畿にもスター候補がズラリ。岸田剛は高校時代、寺崎浩平(28)とチームスプリントを組み連続優勝。養成所ではゴールデンキャップも獲得し、そのポテンシャルは疑いようがない。しかも、師匠はあの脇本雄太。期待せずはいられない。岸田は「スタミナに自信ありカマシが得意。まず特別昇班。最終的にGP優勝」と力強い。師匠の前で走る姿が早くも目に浮かぶ。
33歳の藤岡徹也(兵庫)は記録会、競走訓練の成績は目立たないが、シクロクロス界の超有名人。世界を相手に戦ってきた実績がある。すでに鍛え上げられた地脚は、ラインがある実戦でこそ生きてくる。目標の選手は同じくオールドルーキーとしてデビューした皿屋豊(39=三重)。先輩のような持ち味を生かした走りで、競輪界でも活躍する日は近いだろう。